ナスカ展
世界遺産 ナスカ展 於:国立科学博物館
地上絵がやってきた! というのは大げさですが、それに近いものがありました。ナスカといえば巨大な謎めいた地上絵をいくつも残した、アンデスの文明のひとつというのが、かなりの認識だと思います。けれどもこの展覧会では、生活と風習に重点を置き、等身大の文明に迫っています。
ナスカ初期の展示品からいきなり高度な技術で作られた土器を見せられ、卓越したセンスに脱帽しました。非常に保存状態の良い彩色土器(無地は皆無)の数々は、見ていてとても楽しいです。観察眼の鋭さ、線描のすばらしさ、形状の様式化や自由な発想…こんなの真似できない! しかも何だこの完成度はー! かなり衝撃でした。
祈りや喜びを形にしたものはもちろんですが、現代人にとっては残酷な表現(斬首など)もユーモラスに描かれています。他のアンデスの文化に比べて明るい感じ。出土品だけでなく神話や死生観などについても知りたくて、この手の展覧会にしては珍しくカタログ買いました。
自由に描かれているようで、左右のバランスに気を配ったり何でも装飾的にアレンジしたり、かなり美的センスが発達した人が作ったという印象でした。造形のかわいさにノックアウトされつつの鑑賞でした。こんなにかわいくていいんかなーと思ったら、例に漏れずミイラやエログロもあってちょっと安心(笑)。ただかなりソフトな感じで、血なまぐさいものはなかったなあ。シャチの神様の造形が力強くて好きです。
地上絵は持ってこられないので、現地の土と石を運んできて再現し、上を歩けるようになってました。直接ではなくパネルの上だけど、雰囲気は楽しめた! うれしい。
最後に、地上絵上空のバーチャルツアーを見て、行ったような気分に。CGとはいえ、巨大なハチドリやサルやクモが見えて来た時はゾクゾクでした。いやーいい展覧会だった!
↑cat.No.138 「戦士と首級」よりオウムの模写。ダメだかなわない。
この線を一発で描くのってすごいもんだと改めて思いました。しかも立体に描くんだよ! 手作りの筆でだよ!
This entry was posted on 日曜日, 4 月 16th, 2006 at 23:06 and is filed under 芸術. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.
4 月 17th, 2006 at 03:37
060416 知識メモ NO.00001 ナスカ展に行ってきました
ナスカ展に行ってきました...
6 月 3rd, 2006 at 23:50
世界遺産 ナスカ展 地上絵の創造者たち
今日は暇な時間があったので上野の国立科学博物館へ見に行ってきた。 ずっと行こう行こうと思いつつ中々行けなかったのだ。 やっと行ってみると現地はもう行列。 1時間待ちとの事…
1 月 31st, 2010 at 18:40
WAKONOTE » Blog Archive » やさしい人へ says:[...] 私は彼女と4年前に知り合い、ゲームや絵を通して遊ぶことが年に2、3度ありました。擬音まじりの独特の口調で話されるので、最初はちょっと不思議ちゃん?と思ったりもしました。親しくしていても核心に近づけない、そんなところがありましたね。 だから本心に触れたくて、会ったときには突っ込んだ質問をしてみたり、展覧会に誘ったりして、キューさんを包んでいるヴェールの中に入ろうとしたんですよ。「世界遺産 ナスカ展」を一緒に見に行ったのもそういう気持ちがあったのです。二人で地上絵の上を歩いたんだった。この展覧会では、普段見られないキューさんの洞察力を知ることができました。たまに直感的な感想を言う。あ、この人と色んなものを見たら面白いぞと思いました。余計なことは言わないけれど頭の良い人。機会があればもっと誘ってみよう!と考えていました。 その後二人で会ったのはWiiを買うために有楽町で徹夜行列したとき。主人(当時は彼氏)が有楽町なら確実だと連絡をくれたので並びました。後から、「秋葉原に行っていれば、寒い中徹夜しなくて済んだんだよね。俺の判断ミス。」と言うのだけれど、私は「友達と一緒にお祭りに参加したのが楽しかったんだからいいのよ」と答えたのです。一晩中キューさんとゲームしたりおしゃべりをしたりして楽しかった! 8時間が飽きなかったなー。差し入れの豚丼をふうふう言いながら二人で食べたなあ。 [...]